「わくわくプロジェクト」平成29年度協働事業決定!

2017年7月18日

提案事業の公開プレゼンテーションを行いました!

  市民活動団体の皆さんのアイディアを生かし、提案団体と市の担当課が協働して事業に取り組む「わくわくプロジェクト」。平成29年度に実施する事業の募集に、9件の提案がありました。

 平成29年3月6日(月)に、提案団体の皆さんと市の担当課によるプレゼンテーションが行われ、会場となった水戸市役所南側臨時庁舎には、市民の皆さんが傍聴に訪れました。

  それぞれの事業について、各団体の代表者や学識経験者、公募で選ばれた市民の皆さんで構成する水戸市協働推進委員会が審査を行い、答申として意見をまとめました。 

 

   水戸市協働推進委員会からの答申.pdf(275KB)

 

 水戸市協働推進委員会からの答申を受け、市では平成29年度に実施する協働事業について以下のように決定しました。

 (補足)事業名や概要は、提案書を受付けた時点のものです。事業開始までに行う協議により変更になる場合があります。

 

平成29年度に実施する事業

★渡里湧水群の保全と活用

 提案団体 : 渡里湧水群を活かす会
 
担当課   : 環境課・公園緑地課
【提案の概要】
 地域住民を中心に関係機関・団体が一体となり、長者山風致地区北側崖下の湧水群、旧水路、あぜ道(認定外道路)、旧国道敷及び田野川の環境を整備する。さらに多くの人々の憩いの場となるような水辺環境を構築し,台地上の歴史的遺産(台渡里官衙遺跡群等)と一体化して、歴史と自然が融合した地域づくりを目指す。
 1 保全活動の推進
 2 水辺環境の整備

 3 動植物の生息環境の整備
【委員会の意見】

 本事業は、地域住民、団体、関係機関が連携・協力しながら、整備を進めており、地域のコミュニティづくりに寄与しているものと思われる。

 自然環境の整備は長い年月がかかるものなので、本事業を長期的に継続していけるよう、大学生等の若い世代の参加など、次世代への継承も意識しながら、事業を展開していただきたい。また、今後は、より多くの市民が自然に触れ合うことができるよう、整備作業に加えて、蛍の鑑賞会などといった取組も進めていただきたい。

 本事業は、平成29年度の実施で最終年度となるが、環境保全は継続して進めていくことが重要であることから、将来的な展望も視野に入れながら、事業運営にあたっていただきたい。


★谷中二十三夜尊骨董市賑わい創出事業

 提案団体 : 株式会社日宣メディックス
 担当課  : 観光課

【提案の概要】

 愛宕町から八幡町周辺の歴史的遺産や緑地・湧水を湛える地域は、「ロマンチックゾーン」として、観光エリア及び市民の憩いの場になっている中で、アジサイが咲き乱れる保和苑を中心に、幕末・明治にかけての歴史に関わる回天神社、常磐共有墓地、桂岸寺等周辺の史跡・各所とも連携し、骨董市を開催することで、地域の賑わい創出につなげる。

 1 骨董市の開催

 2 歴史アドバイザー水戸の案内による園内散策

 3 園内ステージを使用したライブショー

 4 飲食ブースの設置

【委員会の意見】

 本事業は、骨董市の開催をきっかけにして、谷中二十三夜尊の賑わいにつなげようという新しい試みであった。

 平成28年度事業を通じ、地域住民や地域の商店会等とのネットワークが構築されつつあり、今後の事業展開に期待を寄せている。引き続き、地域住民や関係団体と連携を図りながら、事業を進めていただきたい。

 また、本事業は骨董市の開催とあわせて、さまざまな取組が予定されている。地域の賑わい創出につながるよう、「ロマンチックゾーン」に関わる歴史的遺産のさらなる活用手法についても検討していただきたい。

 将来的に、周辺市町村も含めた広域的な事業展開も検討しているとのことなので、本事業が、交流人口の増加、また、交流人口の増加による新たな活力創出の一つのきっかけとなることを期待する。

 

★外国人が買い物し易い商店街づくり

 提案団体 : グローカルフェスタいばらき実行委員会

 担当課  : 商工課

【提案の概要】
 グローカルフェスタの開催やフェアトレード商品の普及を通し、その経験や人脈を生かし、外国人が買い物し易い商店街づくりを進め、外国人と共生できるまちづくりにより、中心市街地の活性化を目指す。

 1 「外国の商品や料理が楽しめるマップ」(平成28年度作成)の効果把握

 2 多言語(英語、中国語、韓国語)による「外国の商品や料理が楽しめるMAP」の作成

 3 お店で使える多言語集の作成、店舗への配布

 4 イベントの開催、出展

   1 「グローカルフェスタいばらき2017in水戸」の開催

   2 水戸まちなかフェスティバルへの出展

 5 空き店舗を活用した取組の検討

【委員会の意見】

  外国人市民と共生できるまちづくりを進め、中心市街地の活性化につなげるという目的で提案されており、イベントの開催や多言語集の作成、さらには、平成28年度に作成した「外国の商品や料理が楽しめるMAP」の効果把握も予定されている。

 本事業は、中心市街地の活性化を目的としていることから、外国人市民のニーズ把握に努めるとともに、そこに商店街側が活性化やビジネスとして、そのニーズをどう取り込んでいくのか、その接点を考えながら、事業展開を図っていくことが望まれる。

 これまでの2年間の本制度を活用した協働事業の成果を踏まえ、各店舗等と連携しながら、魅力的な商店街づくりにつなげていただきたい。

 本事業は、平成29年度の実施で最終年度となるため、平成30年度以降の事業継続について検討しながら、事業運営にあたっていただきたい。

 

★水戸ライフワーク メイキング事業

 提案団体 : Lirk(リルク)

 担当課   : 商工課

【提案の概要】

 若者の「しごと」、「暮らし」の視点を複合させ、その両面を多様にデザインしながらキャリア形成を図っていく「生き方」が実現できるよう、様々な事業や活動に参画していく土壌づくりを行う。

 1 チームづくり、映像政策

   1 市内高等学校や大学の学生を中心に政策に関わるチームづくり

  2 水戸のまちにいる面白く魅力的な人たちに対して、取材を行う

 2 上映会、ワークショップ

 3 インタビュー協力者と学生による懇談会

【委員会の意見】

 本事業は、主に高校生や大学生を対象に、映像製作を通じ、地域で活躍している人と関わることで、学生達のキャリアをデザインする力を養うことを目的とした事業であり、新たな視点からの提案であった。

 「水戸市まち・ひと・しごと創生総合戦略」においても、多様な雇用の場の創出に向けた施策として、UJIターンの促進や創業支援の取組等が位置づけられており、本事業が、地域の活性化につながる一つのきっかけとなることが期待できる。

 事業の実施にあたっては、市の担当課とともに、高校、大学等の関係機関との連携を図るとともに、製作した映像が、より多くの市民の目に触れることができるよう、既存のメディアの活用も含め、効果的な情報発信の手法を検討していただきたい。

 

★水戸の緑と野鳥の森整備事業

 

 提案団体 : 特定非営利活動法人 エコ・グリーンいばらき
 担当課  : 農政課

【提案の概要】

 水戸市栗崎町、百合が丘町、六反田町などの自治会・町内会や子ども会など13の関係団体との協働連携により、同町周辺にまたがる平地林を整備し、不法投棄を防止するとともに、市民が身近な緑を感じることができるよう、地域の環境保全と自然保護を進める。

 1 平地林の整備

    立木の除間伐、下刈り、枯損木の除去、苗木の植樹、散策路の整備

 2 学習会等の開催

    県の環境問題に関する学習会、巣箱づくり等

【委員会の意見】

 提案団体は、以前から、地域住民や他の関係団体と協力し、地道な活動を継続して行ってきた実績があり、円滑に事業を実施できる体制が整っていると思われる。

 本事業は、平地林の整備を進めることで、現地を市民が緑に親しむことができる場所とすることを目的としており、継続的な取組が必要である。地域住民や関係団体、市担当課等と密に連携し、持続可能な環境づくりに取り組んでいただきたい。

 本事業を通じ、現地が将来にわたって広く市民が親しむことができる場所となることを期待する。

 

★水戸オーガニ蕎麦プロジェクト ~蕎麦栽培体験を通じた地域交流と健康生きがい増進事業~

 提案団体 : 一般社団法人 茨城県健康生きがいづくり協議会

 担当課  : 農政課

【提案の概要】

 水戸市内の遊休農地で、蕎麦の種蒔きから収穫、蕎麦打ちなど、蕎麦に関連する様々な体験を楽しめる場を提供する。さらに、一連の体験を通じて、地域の人々、福島からの避難者、都心の人々など、様々な人の交流を図り、地域住民間、家族間の絆を深め、地域コミュニティの活性化に寄与する。

 1 蕎麦作り 畑耕起~有機質肥料仕込み~種蒔き~除草・土寄せ、刈取り

 2 収穫祭

 3 蕎麦打ち体験講座

【委員会の意見】

  本事業は、水戸市内の遊休農地を有効活用し、蕎麦作りを通して多世代で共有する地域社会の実現を目指す興味深い試みであり、都会の人々を呼び込み、水戸市のリピーターとして定着させることや、福島からの避難者の支援など、様々な取組が計画されている。

 しかしながら、平成28年度の本事業への参加者数は少なく、平成29年度事業においては、参加者の募集方法が課題であると言わざるを得ない。広報活動を行うにあたっては、有機栽培による蕎麦の栽培であることをPRするなど、市民等が興味を持つような内容を盛り込む工夫も必要である。

 本事業をきっかけに、地域住民だけでなく、都会の人々や福島からの避難者など、様々な人々が世代を超えて交流することができるよう、市担当課と連携しながら、効果的なPRに努めていただきたい。

 

 

★スマイルアースプロジェクト ~外国人も日本人も住みやすい地域をつくる~

 提案団体 : グローバラキグループと支える会

 担当課  : 文化交流課

【提案の概要】

 外国人市民が、水戸市の様々な地域、場所、分野において、活動の幅を広げている中で、水戸市民を中心とした日本人市民と笑顔でふれあい、理解を深めることで、それぞれの文化や考え方を活かし、外国人が自立した生活ができる住みやすい地域社会をつくれるよう異文化理解を進め、共生に向けた取組を実施する。

 1 異文化理解・交流イベント

 2 子育て等日常生活の支援

【委員会の意見】

  本事業は、外国人市民と日本人市民がお互いに理解を深めることで、住みやすい地域社会を作ることを目的としており、外国人が企画運営の主体となって進めているため、外国人のニーズにあった事業展開が期待できる。

 平成28年度事業を踏まえ、平成29年度は、子育て支援や多言語表記に関する取組が予定されているが、公開プレゼンテーションでの活動計画や収支計画の説明は、具体性に欠ける印象が残るので、プレゼンテーションの内容が分かりやすく伝わるようさらなる工夫が望まれる。提案団体は、市担当課と連携・協力しながら、効率的な事業運営を心がけていただきたい。

 また、市担当課においては、より効果的な事業展開に向け、関係機関との連絡調整や広報周知等、積極的な支援を行っていただきたい。

 この事業をきっかけに、外国人市民と日本人市民の相互理解が深まり、共生に向けた地域づくりが進むことを期待している。

 

 

★初めてのママパパ応援事業

 提案団体 : あっとまま

 担当課  : 保健センター

【提案の概要】

 妊娠中の母親及びその夫に対し、不安な出産を「楽しみな子育て」に変えることを目的に、産後の体の変化や精神不安に陥りやすい不安をあらかじめ学習できる場及び妊婦が気軽に情報交換できる場を提供する。さらには、先輩ママとの交流の機会を通じ、妊娠、出産、子育てを支え、見守ることで、参加者が赤ちゃんを連れ、再び本事業に戻ってこられるなど、地域みんなで子育てをする社会の実現を目指す。

(講座内容)

 1 ファイナンシャルプランナーによる産後のお金の話

 2 クラフト作家による生まれてくる赤ちゃんへの手作りプレゼントづくり

 3 先輩ママ&赤ちゃんとの交流

 4 産後の母親の心身の変化などの産後の情報、市の子育て支援情報

【委員会の意見】

  提案団体と保健センターが連携し、初めての妊娠に不安を感じている妊婦やその夫に対する支援に取り組む本事業は、相互の取組を補完することができるものであり、協働による効果が高いと考えられる。

 地域社会の子育て力の再生などを目的とする本事業のニーズは高いと考えられるが、事業内容として、秋に一度、妊婦とその家族が参加できるイベントを開催するのみとなっている。妊娠・出産に直面する時期は一人ひとり異なることから、イベント開催だけでなく、市の産前産後支援センターとの連携など、本事業における継続的な支援のあり方について検討しながら、事業を進めてほしい。

 本事業が、妊娠中の母親やその夫が安心して出産・育児に向き合うことができる一つのきっかけとなることを期待する。

 

 

★幸せシニアライフ講座

 提案団体 : 株式会社IFP

 担当課  : 高齢福祉課

【提案の概要】

 「幸せノート」を活用し、セカンドライフを計画するために必要な知識(葬儀・相続・遺言等)について、地域で気軽に学ぶことができる講座を開催することで、これまでの生き方を振り返り、これからの人生をよりよく生きるためにライフプランについて考えるきっかけづくりを行う。

 対象者:市内に居住する概ね65歳以上の方

 開催回数:高齢者支援センターと協力し、市内4か所で2回ずつ実施

 定員:各30回(応募多数の場合は抽選)

【委員会の意見】

  本事業は、高齢者にとって関心の高い事柄である相続や葬儀などについて学ぶことができる講座を開催するもので、一定の需要があるものだと考える。平成28年度の受講者からの意見を踏まえ、事業の回数・規模などについて検討し、平成29年度は、より多くのテーマについて学ぶことができるよう、講義時間を延長するなど、見直しを行いながら事業を展開しており、工夫が見られる。

 相続などに関することは、一人ひとり状況が異なることから、相談会の開催など、講座終了後の参加者をフォローする事業の検討を進め、事業のさらなる充実に努めていただきたい。

 また、本事業は平成29年度が最終年度となることから、市担当課と綿密な話し合いを行いながら、事業成果の活用などに努めていただきたい。

 

 

事業の実施期間は、平成29年4月から平成30年3月までの予定です。
提案団体と市の担当課とが、パートナーとして事業に取り組みます。

市民提案による協働事業にどうぞご期待ください!!